栃木県北、かつて芦葦も足をとめた城下町・黒羽(大田原市)。この地で江戸時代文化・文政年間から約200年にわたり、藍の火を絶やすことなく守り続いてきた、由緒ある藍染紺屋です。
現在、八代目・小沼雄大氏へと受け継がれているその技法は、化学薬品に頼らない古来伝承の「天然灰汁発酵建て(てんねんあくはっこうだて)」。植物である藍の葉から作られた「蒅(すくも)」を、木灰の汁や石灰と共に瓶の中で発酵させる、まさに"生き物"を扱う繊細な技です。
かつては野良着や生活用品として地域の人々に愛された藍染。今では、伝統の重みを守りながらも、現代のライフスタイルに寄り添う芸術品として、その価値を世界へ発信し続けています。
見て美しく、使って心地よい
今回ご用意したのは、黒羽藍染紺屋の職人の手によって染め上げられた、藍染の団扇です。深く美しい藍の色合いと、竹のしなやかな風合い。文様やサイズもさまざまにご用意しておりますので、ぜひお好みの一本をお選びください。旅のひとときを彩り、そしてお帰りの後も思い出をそっと呼び起こす一品として。
宇都宮に、新たな風を吹き込んでいる果実があります。それが、宇都宮市徳次郎町の農家であり、宇都宮産レモン研究会の会長を務める竹原俊夫氏の手によって育てられる「宮レモン」です。
本来、レモンは温暖な気候を好む果物。北関東の厳しい冬を越すのは至難の業でした。しかし、竹原会長は「宇都宮の新たな名産を作りたい」という一心で、ビニールハウスの温度管理や緻密な土壌作りに情熱を注ぎました。試行錯誤の末にたどり着いたのは、「璃の香(りのか)」という希少な品種。
一般的なレモンに比べて、酸味の角が取れた、まろやかな風味、皮が薄く、苦みが少ない圧倒的な大きさです。
現在、栽培本数が限られているため、宮レモンは希少な存在です。宇都宮の冷涼な空気と、竹原会長の温かな情熱。その二つが重なり合って生まれた「宮レモン」の爽やかな香りは、一度体験すると忘れられないほど鮮やかです。
宮レモンを、まるごと味わう一杯。
宇都宮の風土のなかで丁寧に育てられた希少な「宮レモン」を、果肉も果汁も皮までも余すことなく使用しました。
ジュレやシロップに仕立てることで、みずみずしさ、やわらかな酸味、ふわりと広がる香りを繊細にも感じていただけます。素材そのものの魅力を大切にした、清々しくも実行きのある味わい。
アルコール、ノンアルコールのどちらでもお楽しみいただける、宮レモンをそのまま食べるようなドリンクです。
日光連山の清らかな伏流水と、厳選された国産大豆。明治初期、日光街道の宿場町・今市(いまいち)にて始まった「松葉屋」は、120年以上の歳月、実直に「とうふ・ゆば」の味を守り続けてきました。
日光の湯波は、古くから山岳信仰の聖地である日光山輪王寺や東照宮に仕える修験者たちの貴重な栄養源として重宝されてきた歴史があります。松葉屋の湯波は、今もなお熟練の職人が一枚一枚、豆乳の表面に張った膜を丁寧に引き上げる伝統製法。
「余計なものは一切入れない。自然の恵みを、そのままの形でお届けしたい。」その信念のもと、添加物を一切使わず、大豆本来の甘みを最大限に引き出した松葉屋の湯波は、地元日光の人々の食卓を彩り、また大切な方への贈り物として、世代を超えて愛され続けています。
日光の滋味を、ひんやりと味わう
バニラアイスの上には、職人の手で一枚一枚丁寧に引き上げられた湯波をそのまま重ねました。大豆本来のやさしい甘みと、なめらかな口あたりが、バニラの香りと調和します。仕上げには、岩塩と特製ソースを添えて。甘みの中にほどよい塩味と奥行きが加わり、湯波の繊細な味わいをより引き立てます。素材そのものの魅力を表現した、感謝祭だけの特別な一品です。
福岡県出身の香川氏は、キャンバスと絵筆を携え、絵を売った資金だけで沖縄から北海道まで歩き抜いた「日本徒歩縦断の旅」をはじめ、インドの寺院での住み込み制作、さらには世界各地を巡る創作の旅を重ねてきました。土地ごとの風土や、そこで出会う人々との交流を通して、その表現は磨かれ、香川氏ならではの自由で力強い作風が育まれていったのです。
現在では、日光東照宮にほど近い場所、築100年の古民家を自らの手で再生した空間「吉見屋/香川大介美術館」。そこを拠点に、日々"創作"という名の呼吸を続けるアーティスト。また、日光本町郵便局の「猫型風景印」のデザインを手がけるなど、地域の日常にアートを溶け込ませる活動も大切にされています。
「旅と自然」をテーマにした、
一冊の絵本づくりが始まります。
感謝祭期間の1Fラウンジにて、日光在住のアーティスト 香川大介氏による絵本制作プロジェクトをスタートいたします。
絵本のテーマは「旅」と「自然」
旅の途中でふと感じる、言葉にならない感情を、一冊の絵本として描いていきます。
制作は、ラウンジにて公開形式で行われます
滞在の中で、完成した作品だけではなく、"描かれていく時間"そのものも、ひとつの体験としてお楽しみいただけます。
制作途中の作品は、館内ラウンジにて順次展示予定です。